童話屋

エイブ・リンカーン
この人を見よ(1)
エイブ・リンカーン
吉野源三郎 著
向井潤吉 絵
A6・432頁
定価(本体 1,500円+税)
ISBN978-4-88747-040-8
世の子どもたちにおすすめの一冊。
"だれにも生きる意味がある。役目がある。天才なんていない。みんなふつうなのだ。
 リンカーンも、ふつうの人(コモン・ピープル)。
 だが、彼は差別を憎んだ。勇敢に戦って、奴隷を解放した。
 きみは何をするか。リンカーンがお手本だ。"


1862年の奴隷解放宣言、「人民の、人民による、人民のための政治を、断じてこの地上から死滅させない」という翌年のゲティスバーグ演説で有名な、アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンの生涯。
著者は名著『君たちはどう生きるか』の吉野源三郎さんです。

「リンカーンの偉さをつくりあげているものは、いわゆる偉大な人びとの中でも、まったく独特のもののように思われます。もちろん奴隷解放の事業は世の歴史に永遠にくちない偉業ですが、それにもまさってすばらしいのは、かれの一生が生みだした人柄そのものではないかと思います。(中略)
かれはどんなに出世しても、ふつうの人びとの仲間であり、ふつうの人びとの気もちを忘れず、ふつうの人びとのために働いて、その一生を貫きました。もしも民主主義というものが、そのまま人間の姿をとったら、リンカーンになるだろうと思われるほど、かれは一生を通じて人民の子であり、人民の父でした。」
                              (昭和37年、著者あとがきより)


※本書は「岩波少年少女文学全集」(絶版)に収録された著作を復刊したものです。
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