童話屋

のろまでドジだけれど気持ちの優しい、子猫のラン。
池の魚と仲よしになって、いつしか二人は心を通わせ、ともに成長します。

ところがある日、魚がほかの兄弟猫に見つかって、魚とり競争が行われることに。
前の晩、魚は静かな声でランにこういいます。

「きみにたべられたいんだ
 ...ともだちのきみになら
 <たべられる>のじゃなく
 <ひとつになる>気がするんだ」

ランが悩んだ末、心に誓った哀しくもたくましい決意とは?...


このお話は、お芝居になって、各地の学校やサークルで上演されています。
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