童話屋

日本国憲法は、終戦後の1946年に公布されました。
その翌年、文部省が作った中学1年生用の社会科の教材がこの「あたらしい憲法のはなし」です。
1952年まで実際に配布されていました。

童話屋ではこれを「小さな学問の書」シリーズにふさわしいものとして、そのまま復刊しシリーズの第2巻としました。

民主主義と国際平和主義が、この地球上で人類が生き残ることのできる唯一の道だと語る、当時の文部省の熱気が初々しく伝わってきます。


――五十年前、地球は青かった。だが子どもたち、いまぼくたちが住んでいる地球は、 ガガーリンが見た青よりも、心なし、くすんで見えないか。 唯一の道は、文明と大自然の共生、人間と人間がいのちを尊重し合って平和的共存を図ること。ぼくたちに高い志があれば、地球は悠久のいのちの星として、青く輝きつづけるだろう。(表紙・編者のことば)
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