童話屋

作者・宮川ひろさんは、1923年群馬県生まれ。89歳、現役の児童文学作家です。
教員養成所卒業後、小学校教員になり、学校童話「るすばん先生」(69年)で作家デビュー。
「夜のかげぼうし」(78年)「つばき地ぞう」(84年)「桂子は風のなかで」(89年)「さくら子のたんじょう日」(04年)などで、長年子どもたちの愛読者を獲得。70歳から昔話の語りに励んでいます。

古くから伝わる民話や伝説を身ひとつで"演じる"。
昔かたりには、語り手の人生のすべてが現れます。
群馬の山里の豊かな自然や、人情に厚い村の中で育った謙虚で真摯な生き方が、そのまま笑いやペーソスになって、語りの口調と声音にこめられます。
八十路の坂道を登り切って、ひろさん初めて昔かたりデビューです。

◎目次(演目)
ねずみ経
さると地ぞう
せんがりの田
ねずみの相撲
天から落ちた源五郎
大工と鬼六
爺さまの湯治
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