童話屋

二宮金次郎
この人を見よ(2)
二宮金次郎
和田傳 著
朝倉摂 絵
A6・320頁 品切・重版未定
定価(本体 1,500円+税)
ISBN978-4-88747-041-5
世のお父さんにもおすすめの一冊!
"毎日ハラの立つことばかり。思いどおりにならないのは、ひとのせい、社会のせい、女房のせい?!
 でもそれはほんとうか。失敗は自分のせいだ。気弱だっただけだ。
 大丈夫、きみは日本人。正直と勤勉さがある。"

「日本という国は、山多く、平野にとぼしい国であります。資源にもとぼしい国であります。
 つまり、まずしい国であり、しかもたえず自然の暴威にさらされ、毎年、台風、洪水、地震などに
 うちのめされる苦しみ多い国でありますが、(中略)
 このまずしさ、とぼしさのなかで、農民として、さらに人間として、いかに生きるべきかの大道を
 きりひらいてみせたのが、二宮の生涯と思想でありますし、二宮の人物と思想こそは
 この国土の土深くから芽生え、成長し、大成したほんものであったと思われるのであります。」
                              (昭和29年、著者まえがきより)

今こそ日本人は、生身の人間としての二宮金次郎に学ぶのがよい、と編者は考えました。
この伝記は、小説よりも面白いのです。


※本書は、講談社発行の「世界伝記全集」(絶版)に収録された著作の復刊です。
 挿絵は、朝倉摂さんによる描き下ろし。
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