- 略歴
- 石垣りん 詩
- A5・160頁 クロス装上製
定価(本体 2,000円+税)
ISBN978-4-88747-018-7 - 楽天ブックスで購入する
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「略歴」は石垣さんの第三詩集です。「朝のパン」という爽やかな詩をご紹介しましょう。
毎朝
太陽が地平線から顔を出すように
パンが
鉄板の上から顔を出します。
どちらにも
火が燃えています。
私のいのちの
燃える思いは
どこからせり上がってくるのでしょう。
いちにちのはじめにパンを
指先でちぎって口にはこぶ
大切な儀式を
「日常」と申します。
やがて
屋根という屋根の下から顔を出す
こんがりとあたたかいものは
にんげん
です。
その他、編者が作った石垣さんの詞華集「空をかついで」と同タイトルの詩。
「大根」という愉快な詩。
また「女」「子守唄」など、女流詩人の感性光る名詩が多々収録されています。
毎朝
太陽が地平線から顔を出すように
パンが
鉄板の上から顔を出します。
どちらにも
火が燃えています。
私のいのちの
燃える思いは
どこからせり上がってくるのでしょう。
いちにちのはじめにパンを
指先でちぎって口にはこぶ
大切な儀式を
「日常」と申します。
やがて
屋根という屋根の下から顔を出す
こんがりとあたたかいものは
にんげん
です。
その他、編者が作った石垣さんの詞華集「空をかついで」と同タイトルの詩。
「大根」という愉快な詩。
また「女」「子守唄」など、女流詩人の感性光る名詩が多々収録されています。