- 詩人の評伝1
- 貘さんがゆく
- 茨木のり子 作
- A6・160頁 品切・重版未定
定価(本体 1,250円+税)
ISBN978-4-88747-005-7 - 楽天ブックスで購入する
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茨木のり子による詩人の評伝シリーズ、第1巻です。
茨木さんが好きな詩人の一人が山之口貘さんです。
貘さんの娘・ミミコさん(詩のなかにも登場します)と茨木さんは仲よしです。
この本ができた時には編者もお祝いの席にご一緒しました。
ところで、貘さんは生まれてから死ぬまで貧乏でした。どんな貧乏かというと、
米粒ひとつも
はいっていないのだから
胃袋が怒りで
いっぱいなのだ
(「胃」より)
でも貘さんは貧しさに屈伏せず、飄々と、むしろ貧乏を楽しく生き抜いた人だったのです。
ですから、つむぎ出された詩は、おどろくほどの気品にみちています。
茨木さんが好きな詩人の一人が山之口貘さんです。
貘さんの娘・ミミコさん(詩のなかにも登場します)と茨木さんは仲よしです。
この本ができた時には編者もお祝いの席にご一緒しました。
ところで、貘さんは生まれてから死ぬまで貧乏でした。どんな貧乏かというと、
米粒ひとつも
はいっていないのだから
胃袋が怒りで
いっぱいなのだ
(「胃」より)
でも貘さんは貧しさに屈伏せず、飄々と、むしろ貧乏を楽しく生き抜いた人だったのです。
ですから、つむぎ出された詩は、おどろくほどの気品にみちています。