童話屋

赤ちゃんとお母さん
赤ちゃんとお母さん
まど・みちお 詩
A6・160頁 品切・重版未定
定価(本体 1,250円+税)
ISBN978-4-88747-073-6
まどさんの、赤ちゃんとお母さんをテーマにした詩の中から、珠玉の詩・61篇を収録しました。

この詩集の初めに「おかあさん」という詩があります。

 おかあさんは
 ぼくを 一ばんすき!

 ぼくは
 おかあさんを 一ばん すき!

 かぜ ふけ びょうびょう
 あめ ふれ じゃんじゃか

最後を飾るのは、「にじ」という詩。

 にじ
 にじ
 にじ

 ママ
 あの ちょうど したに
 すわって
 あかちゃんに
 おっぱい あげて


まどさんはいい詩をたくさん書きました。千を超える詩のどれにも、太い根っこがあります。それは「この世界(宇宙)にあるすべてのものは[あるがまま]に存在し、[自分が自分であることの喜び]に満ちあふれている」というものです。詩の底には、いつも愛があり真実があります。
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