童話屋

この詩集を、ほんとうの子どもたちと、子どもの心を持った大人たちに捧げます。

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本書の冒頭を飾るのは宮沢賢治の「雨ニモマケズ」、しめくくりは茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」です。編集の組み立ては、最初の段階で心に決めていました。

これには編者のある思いがあります。
編者が少年時代に唯一暗誦できた詩は、「雨ニモマケズ」でした。
この詩を哲学者の故・谷川徹三氏(谷川俊太郎さんの父)が「精神の高さにおいてこれに比べうる詩を私は知らない」と述べていることに感銘を受け、触発されたことが「ポケット詩集」編集の動機です。

精神の高さということなら、「雨ニモマケズ」一編に限りません。編者の見解では、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」、石垣りんさんの「表札」、谷川俊太郎さんの「みみをすます」も、まったく同レベルです。

はじめは、万葉集からボードレールまでと気宇壮大なアンソロジーを考えましたが、ごった煮になってすっきりしません。そこで近現代の、精神の高い現代詩を選ぶこと3年、発刊は1998年11月。絵本「葉っぱのフレディ」と時を同じくして世に出ることとなりました。

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「子どもたち、詩を読みなさい。とびきり上等のいい詩を読みなさい。いい詩というのは、詩人が自分の思いをどこまでも深く掘りさげて普遍(ほんとうのこと)にまで届いた詩のことです。詩人の仕事は、生きる歓びをうたうことです。いい詩はみな、生きる歓びにあふれています。」(本書まえがきより)

この書籍についてのニュース

  • マガジンハウス『anan 6/15号』(2016/6/8発売)
    特集「人生を変える本」

    「全55冊のananブックガイド」(p.32)にて、タレントの壇蜜さんに本書を紹介いただきました。
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