童話屋

「のはらうた」の詩人くどうなおこと、「あらしのよるに」の画家あべ弘士の二人が楽しみながら作った絵本。
絵本「のはらうた」を読んであげたら、次は「かぜのこもりうた」です。

ある日、象の坊やが迷い子になります。日が暮れて、泣きながらねむる象の坊やに、風が子守歌をうたってくれます(まるで、のはらうたの、かぜみつるみたいでしょう?)。
朝、象の坊やの目がさめて、鼻を高く上げると、遠くから、母さんの匂い。
これも風が運んでくれたのでした。

ぼくたちが生きているこの世界には、善意というものがみちみちているのだということを、幼い子どもが知るのは幸せなことです。
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