童話屋

美しい数学シリーズという絵本をつくるにあたって、
はじめは足し算と引き算がいい、ということになりました。安野光雅さんには、いいアイディアがありました。

絵本を開くと、左ページに家があって、こどもが10人います。
右ページには別の家の外面があって、こどもたちは左の家から右の家にひっこしていきます。
ページをめくれば、引っ越し先の家のなか。なんにんひっこししたのかな?

家の外面の絵の窓は、実際5つが開いていて(穴あきです)、こどもたちがのぞいたりかくれたり。
さて、ここにぜんぶでなんにんいるのかな?と、いくつもの引き算と足し算をすることができます。

大人は「何だろう、これ?」ととまどいますが、こどもには、これが足し算と引き算の本だと、すぐわかります。

海外7ヶ国でも出版され、日本国内とあわせて100万冊が、世界の子どもたちに読まれているロングセラーです。
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